2025年度PL研究学会製品リコール研究部会第一回部会開催
2025年度PL研究学会製品リコール研究部会第一回部会開催
関東では激暑も収まり短い秋になったようです。
製品リコールとトレーサビリティについて、先般もティファールの電気ケトル420万台のリコール、今回のアサヒ飲料のサプライチェーン統合システムを狙ったマルウェアに侵入され全機能停止で、20年前に戻り手作業になっているようです。これらはB2B・B2Cトレーサビリティの明らかな脆弱性の証明です。
トレーサビリティについては2月25、26日に開催される「クオリティフォーラム2025」での論文「B2Cデジタルトレーサビリティの実証報告」として詳細を発表しますが、今回のような事業は今後国内で今後多くの被害がでることが想定されます。
デジタルシステムも来年からはEUでPL法の対象にもなり、欠陥の定義に入れば、回収費用などは通常の損害賠償請求として大きな負担になっています。経済、経営、情報システム、生産から販売まで全てに大きな影響がでて、さらに北米のFSMAのような厳しい規制対応にてシステムの脆弱性は大きな問題になるかと思います。
以上より、緊急性を鑑みリコール研究部会を下記の通り開催したくご連絡しました。
日時:2025年10月27日(月) 16:00〜17:30
開催方法:ハイブリッド(会場参加8名)
テーマ:(仮題)製品(食品)トレーサビリティとリコール、システムの安全性について
発表者:渡辺吉明
費用:無料(定員 会場参加8名、Zoom50名)
開催場所:PL研究学会本部 東京都板橋区氷川町47−4アビタシオンK 1F
内容(できる範囲、参加者の関心の高いことを優先)
- B2B、B2Cトレーサビリティの進捗とリコール成果の確認
- ティファールや食品などにおけるリコールの状況とそれらの費用賠償などについて
- 今回のランサムウエアによる飲料メーカーのシステム上の問題とトレーサビリティ、リコールなどの関係性
- FDA FSMA204遅延理由と今後の状況
- EUの改正PL法とその影響と国内PL法改正について実態
- 国内製品安全4法改正の影響
- GS1同行、特にGS1Digital Linkの進捗状況と仮題
- 終了後意見交換(会場参加者、web参加の方で17:30以降になります)
